殺人鬼フジコの衝動
文章は読みやすいと思うんですがなにしろずっと欝で多少のグロい表現もある。一読しただけだと母？子？ん？誰がどれだ？と一人称の小説のどこからどこまでが誰の告白なのかわかりにくいのですが、そこはわざとなのだと思うんですが、ちょと混乱します。
最後の最後がいきなりええええええと怒涛の真相でぶちっと終わる。これ続編でフジコの告白かなんかあるらしいのでそっちも見つけたら読んでみる～
私の男
直木賞の作品でぶっちゃけ書き出しに騙されて買ったようなもの＼(^o^)／
映画化するので本屋さんにばバーンと置かれていて、冒頭「私の男は盗んだ傘をゆっくり広げながら、こちらに歩いてきた。」 って一文に惹かれてしまったのです。
タイトルが私の男 で一行目の最初から「私の男は」で始まるんで、おおっ…！！！！
と思って引き込まれてしまって、そこから１章全体まで一人称だけど風景描写なんかも匠で「夜が降りてきた」とかなんかいい感じなんです。
で、２章からあとも読むのはずっと読みやすいのですが段々といやいや…バレるやろ(´_ゝ`)みたいな死体の場所とかな…婚約者のキャラがなんかよくわからないまま、現代→過去→現代で終わるのかと思いきやぶつ切りか？という終わり方だったので、まぁ想像の余地を残すとか逆に現代戻ってどうなるかわからんこの先がいいのかとか思うんですが、まぁなんだろう自慢だけ聞かされてオチなしなのかよぉって話を聞いたあとのようなそんな読書後感…
両方一人称の小説だったのもあって、ちょっと一人称について考えてみた…っ！一人称は読んでて感情移入しやすいのがいいなぁと思うんですが、書くときってどうだっけって思うんでが自分の場合サスケの一人称はすごく書きやすいけどイタチ兄さんは難しいっ！
平刻の刻は書きやすいけど零刻の刻は書きにくい。遊刻の場合遊騎さんの一人称は私にはできる気がしない…平家先輩の一人称も無理な気がする…！！
視点もそうで平刻は刻視点、零刻は大神視点、遊刻は刻視点で書く事が多いかなー。
あ、相手の考えてることがわからなくてでも好きで悶々と悩んだりしてるけど自分が思ってる以上に相手は自分のこと好きなんだよでもそれに気づかないの…？！てのが好きなんだ…(´・ω・｀)
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